外傷・顎の骨折

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外傷・顎の骨折

顎顔面の外傷

顎顔面の外傷

顔面は様々な原因で外傷を受けやすい部位です。上顎骨、下顎骨、頬骨の骨折など、日常生活や交通事故などのトラブルによって発生します。

当院では、授業やクラブ活動から交通事故などに至るまで様々な外傷や骨折に対応しています。「どうとう歯科口腔外科」は急患対応も可能ですので、早めにご相談ください。

まずは受診を

当院では、顔面等を怪我された際にはすぐに受診していただくようお願いしています。外傷や骨折の怪我については「場所、原因、時間」などを詳細に問診でお聞かせいただき、次の治療につなげるよう心がけています。

歯の外傷

歯の打撲

様々な原因によって、歯をぶつけることはよくあります。骨などに目立った外傷もなく、一時的な炎症を起こした場合には「打撲」と診断されます。

安静にしていると数日で治ります。それまでの間は、消炎鎮痛剤を服用し、安静にしていれば大事に至らない怪我と言えます。ただし、それでも顔面の内出血や歯の神経が死んでしまうこともあります。

歯の亜脱臼

強い衝撃などの外傷により、歯が少し抜けかかった状態のものです。歯を支える歯根膜の一部が断裂して歯がグラグラになり、歯ぐきから出血があります。打撲と同様に歯の神経が死んでしまう「歯髄壊死」になることがあるため、経過観察をしながら適切な治療を行います。

細いワイヤーや接着性レジンを用いて、短期間(約3週間)の歯の固定が必要です。

歯の完全脱臼

強い衝撃などの外傷により歯が完全に抜け落ちた状態です。落ち着いて抜け落ちた歯を丁寧に保存(できれば牛乳に漬けて)し、歯科医院に持参してください。牛乳に漬けて保存した場合では最長72時間大丈夫という報告もあります。
亜脱臼と同様に歯を再度移植し、金属のワイヤーで固定します。

歯の破折

外傷によって、歯が折れた状態です。歯をぶつけたり硬い食べ物を噛んだ時などに発生します。

歯の一部が欠けた場合は歯と同じ色の樹脂で修復し、歯の神経まで破折した場合は、神経の処置を併用しながら歯を保存します。

顎の骨折

事故やスポーツなど、様々な場面で顎を骨折するケースはあります。顎が骨折した場合には、骨折したところを中心にして噛み合わせがズレていることがあり、口腔外科による噛み合わせを重視した治療が必要となります。必ず口腔外科での治療を受けるようにしましょう。

骨折の種類

下顎骨骨折
下顎骨骨折

顎骨折のケースで一番多いと言われているのが、「下顎骨」の骨折です。下顎には様々な筋肉があり、怪我等によって折れた骨が筋肉に引っ張られることで噛み合わせに狂いが生じます。怪我をしてすぐに気づくことがなく数日後に発覚するケースもあり、口の中から直接見えない部分が折れてしまっていることもあるため、少しでも疑いがあればすぐに診察を受けることが必要です。

上顎骨骨折

上顎の骨が砕けたり、折れたりしてしまう怪我が「上顎骨」の骨折です。顔面を強く打ち付けたり、転倒、スポーツ、交通事故などによって発生します。

下顎骨骨折と同様に、数日経ってから気が付くケースや見た目だけではわからないことがありますので、早急に口腔外科で診察を受けるようにしましょう。

また、上顎骨骨折は、上顎の骨だけでなく頬骨や鼻骨など隣接する骨にも影響が出ている可能性があり、複視といって視野が二重に重なる症状が出ることがあるため、総合的に判断(CT検査など)を受けることをオススメします。